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OEKニューイヤーコンサート [コンサート]

2012年1月8日(日)15:00~ @石川県立音楽堂コンサートホール

W.A.Mozart: 歌劇「魔笛」序曲 K.620
E.Grieg: ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
(Encore) F.Schubert: セレナード

    *  *
L.v.Beethoven: 交響曲第3番変ホ長調 Op.55 「英雄」
(Encore) L.v.Beethoven: 交響曲第8番へ長調 Op.93 第2楽章

 モナ=飛鳥・オット(Pf.)  山田和樹(Cond.)
 オーケストラ・アンサンブル・金沢

毎年(といってもまだ二年目ですが)楽しみにしているOEKのニューイヤーコンサート。
新年らしく当日券売り場の女性たちは振袖に身を包み、舞台に花が飾られて
いるのもニューイヤーコンサートならでは。
さらに去年耳にしてとても感銘を受けた若き「白王子」山田和樹さんの指揮とあって、
いそいそと駆けつけた、と言いたいところなのだが、新年早々いろいろと忙しくて
開演には間に合わず、モーツァルトは完全に聴き損ねて、ギリギリ滑り込んだのは
グリーグのチューニングが始まってからでした。


グリーグのピアノコンチェルトはとても好きな曲で、非常に楽しみにしていた。
ソリストは20歳の新鋭、モナ=飛鳥・オットさん。真っ赤なドレスがステキ。
なのだが… 演奏のほうは、ちょっと練習不足?
ベテランになるとミスも味のうち、曲の流れを阻害はしないのだが、そこは若い
せいか、時々ぎょっとするところもあり、それほどでなくとも、あらあら、という
箇所が結構あったのは、かなり残念。
最近、10代のヴァイオリニストのすばらしさに感嘆することがよくあったのだが、
ピアノについては、若い人の演奏にそこまで感動することがないのは、
ヴァイオリンはどこでも自前の楽器で演奏するのに対し、ピアノはそれぞれの
ホールのものを、リハーサルくらいしか触らないでいきなり弾くせいかな、
という気がした。ピアノとの意思疎通が不十分で、音が十分に伸びなかったり、
どうもがちゃがちゃしてしまったり。
ベテランピアニストとは、気難しいピアノを手なずける技術も兼ね備えた人を
いうのかもしれない。
アンコールのセレナードは、弾き込んだ安心感があり、とても綺麗で良かった。

さて、後半のベートーヴェン。
山田さんがなぜ「白王子」かというと、なんというか体内のリズムとぴったり
一致するような、ものすごく「気持ちのいい」演奏なので勝手にそう呼んで
いるのだけれど、この日の演奏も本当に心地が良かった。
ベートーヴェンを比較的遅めのテンポで演奏するとものすごくどっしりと重く
なりそうなものなのに、どこか軽やかで、華やかで、洒脱で、ふわりと
包まれるような、そんな印象があるのだ。
おフランスっぽい、というか。(だけどこの人はドイツ在住らしい…)
強いところも、ドカドカいくのじゃなくて、大袈裟な身振りだけど力んでない、
というような、余裕のある感じ。
オーケストラもとてもよくまとまって、井上さんの天真爛漫な軽やかさとは
また違う、お洒落でやわらかな軽やかさがあって、とても楽しめた。
ベートーヴェンがこんなにお洒落になるなんてね。

実は山田さんはオーケストラを率いてのツアーは今回が初めてということで、
ツアーのプログラム、ベートーヴェンの8番第2楽章をアンコールに。

終演後はOEKのメンバーの方々がロビーに出てきてお見送りをしてくれて、
ニューイヤーコンサート恒例、OEKどら焼きも配られた。
会場を出てすぐにパクリ。とっても美味しかったです。
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